みどりごは似つかわしくない大き過ぎる紬にくるまれていた。 大きく育って生きて欲しいという願いが込められた母親のせめてものはからいだろう。 寄り添う岩、夫婦のようでも赤子にとってはそうは感じられなかった。 大声で泣きじゃくっていた。 憂鎖蛇杜の…
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